このカフェはトルコ人のオーナーが経営しており、トルコの雰囲気が肌で感じられる場所です。コーヒー好きの配偶者がトルココーヒーを飲みたい、と言うので、散歩がてらニコルソンストリート (Nicolson street)沿いのこちらのカフェをチョイス。
店内は少々狭く、若干お店に入りにくい空気が漂っていたので、ぽろちと配偶者はおどおどしていましたが、オーナーと店員さんが快く迎えて下さったので不安は無用でした。配偶者はコーヒー、ぽろちは紅茶を。また、このお店の看板メニュー、チーズケーキを勧められたので、そちらも注文。
トルココーヒーとは、コーヒーの淹れ方の一種で、水から煮立てて上澄みだけを飲むスタイルを指すようです。別名、ターキッシュ・コーヒーともいいます。
2013年にユネスコの無形文化遺産にトルココーヒーの文化と伝統が登録されたようで、まさに由緒正しいコーヒーなのです。ジェズヴェと呼ばれる小鍋に入ったコーヒーからは独特の香ばしい香り。お味は甘めであっさりしているそうです。配偶者はこれにご満悦。
コーヒーは飲めないぽろちは、ストロベリーティー。てっきり茶葉から淹れてもらえると思っていましたが、目の前には見慣れたリプトンのティーバックが…。毎度学習しないぽろちもぽろちですが、紅茶の国と謳われるイギリスが、悪気もなく堂々と市販のティーバックを使用するとは、非常に許し難い!確かにリプトンは好きですが、これには少々情緒がないな…とため息です。
さて、店員さんお勧めのチーズケーキです。写真ではわかりにくですが、かなり大きくボリュームがあります。日本の感覚では小さいケーキの方が上品、というイメージがありますが、こちらのケーキはいつもながら大きいので、ぽろちと配偶者は2人で1ついただきます。
お味は、まさに濃厚!チーズ濃厚!チーズすごい!それ以外の言葉が思いつきません。というか今まで食べてきたチーズケーキがライブの前座のようで、このチーズケーキがラスボスといった感じです。チーズとママレードが絶妙で口の中でよくなじみ、おいしいです。甘さは控えめなので、甘い物が苦手な方も大丈夫かと思います。
イギリスにいながらにしてトルコの文化を楽しむことができました。