そういうわけで、ぽろちと配偶者はお鍋の味を求めて、Kim's mini mealsにやって来ました。こちらのレストラン、すでに16年以上もヨーロッパにお住まいの韓国人家族が経営されているとのことで、トリップアドバイザーのCertificate of Excellence 2014の称号も得ている評判のお店です。
店内は狭くこじんまりとしており、10テーブル程しかありませんので、予約は必須です。ぽろちと配偶者が予約した時間帯は満席で、アジア系の若者達で埋め尽くされていました。エディンバラ大学付近にお店があり、かつ学生は割引になるとのことなので、若者達が利用しやすいのかもしれません。
こちらのレストランはBYOB (bring your own bottle)ということで、持参したビールとサイダーで早速乾杯といきましょう。ちなみにこちらのレストランは、持参したビール1本につき£1.5、ワインだと£3かかります。ちょっとよくわからないシステムですが、とりあえず乾杯!今週もお疲れさまでした。
乾杯し始めた途端、お通しにグリーンピースのスープが登場。
ぽろちはグリンピースが苦手なので、一口いただき残りは配偶者にバトンタッチです。配偶者は好みの味だったようで、あっという間にぺろりでした。
そしてなんと、キムチを始めとする小皿たちの入場です。
お通しという懐かしい響きに、思わず胸が躍ります。箸休めがあるという安心感が、ぽろちと配偶者の心をぐっと引き寄せてきます。これは、反則ですね。
メインにまずはチヂミです。
…チヂミを見た瞬間、ぽろちの顔が一気に曇ります。これは…本当に韓国料理の陰の功労者、チヂミなのだろうか。まるで失敗した卵焼きのように薄い。困惑しつついただくと、ニラではなく無造作に切られたネギが混入していました。何故ネギがニラを追い出して堂々と居座っているのか、全く理解できません。もちもち感も一切なく、これをチヂミと呼んでいいのでしょうか…。
続いて本日のお目当て、スンドゥブです。
スープを一口頂くと、ぽろちと配偶者の口の中に大好きなムール貝の出汁が広がります。美味しいです。辛口が好きなぽろちはとにかく辛口で食べたかったのですが、辛口を食べると汗、涙、鼻水などあらゆるスープが噴き出してしまう配偶者の希望で、辛さはミディアム。まろやかさが優しいお味で、おいしいです。ちなみにお鍋にはご飯がつき、おかわりは無料で何度も可能です。
配偶者たっての希望、ビビンバです。
熱々の石鍋に、ジュージューと香ばしい音を立てて…。うん?ビビンバに紫キャベツ?ビビンバにズッキーニ?ビビンバにはふさわしくない、摩訶不思議なトッピングにぽろちと配偶者の食欲が低下し始めました。お味はインパクトがなく、よくわからない。マスター、あなた本当に韓国人?というか韓国人が作ってるの?と疑いたくなります。日本の焼肉屋でいただくビビンバの方が、ずっとおいしいです。
物足りなかったので、キムパを注文。
キムパは韓国風のり巻きです。日本ののり巻きとの違いは、海苔。キムパは韓国海苔で巻かれており、ごま油の風味が食欲をそそります。しかし…。なんだかキムパが貧相です。ごま油の香りはほとんどなく、お米がねちょねちょとしており、具材とマッチしていません。ぽろちと配偶者はまた思います。マスター、あなた本当に韓国人?
なんとも言えない気持ちで食事を終えたぽろちと配偶者。早々にお店を後にしよう…とお会計をしようとしましたが、こちらクレジットカードが使用できないことが発覚。クレジットカード払いがメインのぽろちと配偶者は、手持ちの現金がありません…。颯爽とお店を出たかったぽろちと配偶者でしたが、こそこそと配偶者はお金を下ろしに行きました。
味はとても良かったのですが、お料理自体が少々エディンバラに順応しすぎていたようで、私たちの期待した韓国料理とは少し違っていました。ニラのチーム合流に期待して、エディンバラの韓国料理をこれからもリサーチしていきます!
2 Comment
はじめまして
Replyエジンバラへ行く時は、新羅 Shilla へ行きます。
Take awayメニューもあります。
ご丁寧に教えて頂きどうもありがとうございます!今度行ってみますね!
Reply匿名でのコメントには、お返事できないこともありますので、御了承ください。