場所はエディンバラ大学からほど近いところ、イスラム教の礼拝堂にあたるモスクのすぐ近くにあります。今日行くのは、メインストリートに面しているモスクキッチンではなく、通りを入り駐車場を抜け住宅街の一角にお店を構えている,こちらのモスクキッチンです。
定かな情報ではないのですが、元々こちらのThe "Original" Mosque Kitchenがオリジナルと強調しているだけあって、元祖のモスクキッチンであり、通りに面したMosque Kitchenは以前にモスクと喧嘩して袂を分かった新店舗のようです。とはいえ、その距離数十メートルしかありません…。お互い上手くやっていけているのでしょうか。
写真でもお分かりの通り、お世辞にも綺麗だとは言えないお店です。そして、屋外にはテントが張ってあります。当初は、配偶者がおいしいと言っているモスクキッチンのカレーを楽しみにしていましたが、到着した瞬間、ぽろちはお店の外観と雰囲気、そして薄汚れた店舗に、後ずさりしてエスケープしようと目論んでいました。しかしマスターらしき男性が登場し、「入っていきなよ」とエスコートされてしまい、後に引けなくなりました。見て下さい、この入り口を…。食欲が奪われませんか?
恐る恐る店内に入ると、目の前には数種類のカレー陳列されたカウンターとレジのみ。
アルミ製のリーズナブルなテーブルが5個程の、汚く狭く殺風景な空間。 サラリーマンがお昼に立ち寄るような「早い・安い・うまい」的な雰囲気でもなく、何とも形容し難い空気。少なくともデートや家族で来るようなお店ではありません。
ぽろちに注文を任された配偶者は、ぽろちのただならぬ様子に冷や汗をかいていましたが、とりあえずカレーを注文。そして、入り口付近にある冷蔵庫からドリンクを二個取り出します。
ドリンクの種類は、オレンジジュース、アップルジュース、コーラー、スコットランドの血液と呼ばれるアイアン・ブルー、お水等があり、ドリンク代を支払って好きな飲み物を取ります。
早速カレーです。ぽろちは無難に,チキンカレーを注文。
紙のお皿にプラスチックのスプーン。こ…これはちょっとご遠慮願いたい…。お味は辛味が弱くあっさりしています。チキンは柔らかく美味しいですが、主役のカレーが何とも言えない、印象に残らないカレーです。辛くもなく甘くもない、スパイスが効いているのか効いていないのか、本当によくわかりません。このカレーがエディンバラで人気のカレー店ということに驚きですが、とにかくよくわからないまま完食しました。グリンピースが、さらにカレーの風味を邪魔してくるので、本当によくわかりません。このお店が好きな配偶者の手前大きな声では言えませんが、ぽろちは苦手です。もう行きたくないです。
配偶者はラムカレーを注文。
配偶者曰く、良く煮込まれて噛むとほろほろと崩れるラム肉がとても美味しい。そして、あのひょろひょろライスも調理されており、カレーと良く合うとのこと。一度食べると量も多いし、もうしばらく食べたくない!となるようなのですが、少し経ってふと思い出した時にまた食べたくなるんだよなぁ、とモスクキッチン愛をささやきだしました。
ぽろちと配偶者の評価は賛否両論となりましたが、カレーというのは日本人の心をつかんで離しません。カレーについても新たな出会いを求めて探求を続けていきたいと思います!
2 Comment
こんばんは、ぽろちさん。大分前の記事にお邪魔します。
Replyうちの旦那さんは、分裂前のモスクキッチンで食べた時に美味しかったとのことで、我が家はニコルソンSt.沿いの方に行ってきました。プラスチックのお皿なのは同じですが、抜群!とは言わないまでも、普通に美味しかったです。店内もきれいでしたよー。ただ、おしゃれ系食堂感は否めませんが…。
地下では、ビュッフェもやっているようなので、お腹が減っている時には良いのかもしれません。
(私たちは普通のメニューで十分でしたが)脇道にはテイクアウトのお店(?)もやっているので、これから暖かくなったら、メドーズあたりでのんびり食べるのも良いかもしれませんね!
mao Paoさん、こんにちは!前の記事も読んで下さりありがとうございます。
Replyよくモスクキッチンの前を通るので、一度は行ってみようかなと思っています!外から見る限りでは、店内は綺麗そうですし、普通のレストランといった感じなので、ぜひ挑戦したいです!
昨年、テイクアウトしたカレーを外で食べている方をちらほら見かけました!暖かくなれば、カレーのテイクアウトもいいかもしれませんね!
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