遡る事一週間前、ぽろちと配偶者はイタリアンレストランで食べたムール貝のトマトソースソテーに見事大ハマり。翌日日曜日もムール貝を求めてパブへ行くも、そこでは、頑固なムール貝と出会ってしまい、不完全燃焼。やはり、イタリアンレストランでムール貝のトマトソースソテーが食べたい。そこで今回のイタリアンレストランCastello Restaurantをセレクトしたわけです。
場所は、エディンバラ城に向かうロイヤル・マイルを右に入り、エディンバラ城を右手に見ながら5〜10分程歩いて行くとたどり着けます。少し分かりづらいので行かれる方は事前のチェックをお願いします。
5時開店のレストランに5時15分到着。お客さんは誰もいません。店員さんの少々やる気のない表情から、「あれ、今来たらまずかったかな…」という気持ちにさせられてしまいましたが、とりあえず着席。店員さんの表情を伺いながら、まずはドリンクをオーダーです。
イタリアのビールとイタリアのサイダーでかんぱーい!ビールは少し甘みがある軽めのラガービールです。
今回ぽろちは初めてのイタリアンサイダーに挑戦だったのですが、軽めであっさりとしていてジュースのような感覚でした。おいしかったのですが、少々味が薄めだったのでしっくりこなかったです。
スターターは、ぽろちと配偶者がすっかりハマってしまった、ムール貝のトマトソースソテーの登場です!
これは…しっかり貝が開いていますね。素直なムール貝です。お味は非常においしいです。身が大きく、炭火であぶったような風味がしてどことなく上品。トマト、玉ねぎとニンニクが絶妙。ムール貝はお酒と共におつまみとして食べる感覚だったのですが、こちらのムール貝はおつまみのようなキャッチーさはなく重みがあります。じっくり食べたい方におすすめです。
メインは、イタリアンサラミが特徴のピザ、Messicana。
ピザは釜で焼いているようで、生地がパリッとしていて歯ごたえがあります。しかし、お味は普通。可もなく不可もなくといったところで、美味しいのですが何が美味しいのか聞かれると返答に詰まってしまうピザです。いや、美味しいです。しかしよくわからない美味しさで、ぽろちと配偶者はピザの魅力がわからず無言で完食。
そしてスパゲッティー・カルボナーラ。
食べた瞬間、妙な香りが鼻孔を霞めて思わずぽろちと配偶者は顔をしかめます。先週食べたスパゲッティーに続いて、微かにシナモンがカルボナーラに入っているのです。いいですか?スパゲッティーにシナモンですよ?シナモンですよ!こってりとしたチーズの中に妙な匂いのシナモンが思いっきり存在を主張してくるので、何とも言えません。スパゲッティーにシナモンという組み合わせはどうも慣れませんが、配偶者は今回はうっすら入っているだけなので上品かな?という感想とのことです。しかしぽろちはちょっといただけない…という感じです。イタリアンでシナモンは基本中の基本なのでしょうか…。
店内はとても静かで落ち着きがあるので、リーズナブルでゆったりと食事を楽しみたい方にはおすすめです。これまでイタリア人の店員さんには、語気の強さに圧倒されたり、冷たい態度を取られたりと、怖いイメージがあったのですが、こちらのレストランの店員さんはこれまで行ったレストランの中で最もソフトで控えめ。親切に対応して下さるのでご安心を。エディンバラではなかなかしっくりくるイタリアンに巡り会えていませんが、これからもイタリアンを求めてぽろちと配偶者の旅は続くのです。
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