頑固なムール貝。Ryans Bar。

今日のエディンバラは快晴でしたが、気温0℃で風が冷たく身体に染みるので、思わず背筋が縮こまってしまいます。昨日の最悪のイタリアンレストランで、悔しくもムール貝の美味しさを再確認したぽろちと配偶者。以前はほぼ毎週ムール貝を食べにレストランに行っていましたが、最近はすっかりムール貝と疎遠になっていました。また美味しいムール貝を食べたいー。そんな探究心でとあるレストランへ向かった、ぽろちと配偶者。本日の舞台はRyan's Barです。


場所はプリンセスストリートの西の端、West Endと呼ばれるエリアにあります。


温かい店内にホッとしながら、ドリンクをオーダー。いつもどおりのエールとサイダーです。かんぱーい!また明日からファイトです!


店内には壁にテレビが数台あり、サッカーやゴルフを観戦している方々が多くいらっしゃいます。特にご年配の方が熱中しており、ビール片手にスポーツ観戦に 集中しています。ぽろちと配偶者はスポーツ観戦をしている方々を見ながら、今夜夜食に何を食べるか相談。土日はどうしても開放的になり、ついつい夜食にも 気合いが入ります。


そうこうしているうちに、ムール貝が登場です。今夜はシンプルに、メインはムール貝のみでいただきます。ソースは、ガーリックソースに白ワインを加えたホワイトソースです。


今まで食べたムール貝の中で、一番大きく迫力があるムール貝です。スープのお味もとっても美味しく、パンを浸して食べると味がたっぷりと染みてハマります。

しかし、ご覧頂きたい。多くのムール貝の貝がキツくしっかりと閉じており、開けるのに一苦労。まるで引きこもりで意地を張っているかのようなムール貝です。ぽろちと配偶者のやんわりとした説得も虚しく、やっとこさ開けても、とっても食べにくいです。


中身がひどい…。これは貝が開いてないムール貝。無理矢理こじ開けた結果、中の身が意味不明に破壊されています。これまでエディンバラでここまで頑固なムール貝にであったことがないので、少々困惑しました。


ちなみにしっかりと貝が開いている、優等生はこんな感じです。素直に貝が開いていて食べやすく、身もぷっくりしています。スープと一緒にすすると最高です。


ここまで違うムール貝に唖然。Mussel and Steak BarMussel Innといったムール貝を売りにしたレストランとは違う種類のムール貝を使っているのかもしれない…と思いました。やはり貝が開いていないことには、何も始まりません。ぽろちと配偶者は終始無言でムール貝をつつき合っていました。我々の求めているムール貝ではない。寂しい気持ちでムール貝を完食しました…。


そして、チャンキーなポテトです。しかしチャンキーさが全くない。じゃがいものほくほく感はありますが、お店で揚げたというより市販のポテトのような気がしてとても残念です。ポテトに気合いが入っていないパブは、パブの風上にもおけないな!というのがぽろちと配偶者の考えなので、まずポテトから身を引きしめて欲しいなと思う次第です。

雰囲気はとても楽しく、騒がしい中にも居心地の良さがあります。しかしお料理は、好みの問題ですが、ぽろちと配偶者の満足のいくものではありませんでした。気を落とさず次回も美味しいムール貝やポテトを求めて、エディンバラを探索し続けようと心に決めたぽろちと配偶者であります。


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