場所は、プリンセスストリートと交わるハノーバーストリート(Hanover St.)沿いにあります。ジョージストリートを越えた先にひっそりと佇んでいますので、お見逃し無く。
レストランの名前であるthe dogの通り、犬の看板が目印です。店内へと入ると、ワンちゃん達がお出迎えしてくれます。ワンちゃんの置物や絵が歓迎してくれているようで、ワンちゃん好きのぽろちには嬉しい計らいです。
レストランはこじんまりとしていますが、天井がとっても高いためかとても広く感じられ、狭いという印象はありません。ですが、席と席の間が少々余裕がないので、立ったり座ったりするのに一苦労です。
クッションも!
まずは、配偶者はエール、ぽろちはPimm'sで乾杯です。
Pimm'sとは、カクテルの材料とするために作られた混成酒のことで、炭酸水やレモネードで割って飲むのが一般的です。ロンドンのオイスターバーを経営していたジェームズ・ピム氏がバーのお客に出していたものが最初で、1870年代から売り出されたとか。ピムスには、種類によって番号が振り分けられており、No.1からNo.6まであります。それぞれジン、スコッチ、ラムなどがベースとなっています。甘いですがレモネードの風味でさっぱりと飲めるので、甘さも気にならずとても美味しいです。ついつい、グラスが進んでしまいます。
前菜に、サーモンマリネをオーダー。
少々貧相な感じに見えますが、スモークサーモンは美味しいです。ですが、香草が練り込んであるチーズとピクルスがぽろちにの口にはどうにも合いませんでした。何とも言えない風味です。スモークサーモンのみを食べ、残りはリタイアでした。ちなみに配偶者は好みのようで、美味しかったそうです。
続いて、雄牛のスネ肉のシチューです。
焼き上がったパイが綺麗で、崩すのが心苦しかったのですが…。
パイを崩すと、グレイビーソース風味のシチューが入っています。シチューはグレイビーソースの味がしており、かなり薄めな味付けです。ビーフシチューに慣れきっている日本人としてはもう少し濃いめのシチューが欲しい所ですが、さらさらシチューもまあまあ。スネ肉は良く煮込まれていて柔らかく美味しかったです。
最後は、ブラックプディングです。
実はぽろちは、ブラックプディングが大好き。しかし、外食で全く食べる機会が無く、今日の今日までご縁がありませんでした。このブラックプディングは、通常のブラックプディングというよりも、ハンバーグを潰したような感じのブラックプディング。じゃがいもやリンゴが練り込んである上に、何故かリンゴのコンポートが添えられており、美味しいのですが、何だかデザートを食べているような気分です。塩気のあるブラックプディングと甘酸っぱいリンゴのコンポートのコラボは斬新でしたが、食事というよりもデザートですね。
最近ご無沙汰だったポテト!
まだまだ足りないので、デザートもいっちゃいます!
チョコレートとベリーのJam Roly-Polyというのをオーダー。Jam Roly-Polyとは英国の伝統的なプディングの一種のようです。ロールケーキに近いものと思われます。雑な感じの盛りつけが、イギリス的で思わずぽろちと配偶者は苦笑い。ちなみにこのケーキ、ぽろちは苦手でした。まずくはないです。配偶者はウィスキーと良く合う!と嬉しそうにチビチビ食べていましたが、ぽろちは何とも言えないケーキにまたもやリタイア。普通のケーキがいいです。
イギリス料理が食べたい、でもパブはちょっと、、。という方に是非おすすめです!
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