普段見慣れぬ憧れの地に行くという興奮でつい疎かになり忘れがちだが、一歩日本国外に出れば、日本の常識では考えられないトラブルや予想だにしない絶望に陥ることもある。海外旅行のトラブルと言えば、大抵の方はスリなどの犯罪方面を思い浮かべるだろうが、何も犯罪だけがトラブルの素ではない。
そう、トイレだ。
以前から申し上げているように、ぽろちはトイレに対して敬意を払っている。しかし、その敬意とは純粋無垢なものではなく、恐怖から来ているものだ。過去にトイレ関係で数々の失敗をやらかした身としては、トイレは尊敬と同時に怖い存在である。トイレを敵に回すと恐ろしい。痛い程身に染みているぽろちは、決して海外旅行でもトイレリサーチを決して怠らないのだ。
そういうわけでぽろちと配偶者にかかれば、エディンバラのトイレリサーチも完璧だ。エディンバラに来れば必ず通るであろう、プリンセスストリートのトイレスポットをご紹介したい。エディンバラに来る方の参考になれば幸いだ。
ちなみに、海外ではトイレは有料の場合が多々あるが、嬉しいことに基本的にエディンバラのトイレは無料の場所が多い。しかし、時期や場所によっては有料のトイレがあるので、必ず小銭の準備をしておこう。トイレの綺麗さを記載させて頂いているが、これはイギリス基準のものであって、決して日本の感覚ではない。つまり、日本の基準で言えば、決して綺麗とは言い難いトイレもある。そこのところご承知願いたい。
ではプリンセスストリートの西側から東側に向かって順番に紹介させて頂く。
1、ウェストエンドにある百貨店、FRASHERS。
百貨店と呼ぶにはかなり寂しいが、一応エディンバラのデパートである。このデパートの最上階にトイレがある。無料。綺麗とは言い難い。
2、マクドナルド。
無料。商品を購入せずともトイレを利用できるが、一応何か購入した方が気持ち的に良いかもしれない。
3、本屋のWaterstones。
カフェのある三階まで上がらないと行けない。無料。綺麗さは普通。
4、スターバックス、プリンセスストリート店。
無料。トイレの綺麗さは普通。
5、百貨店、Debenhams。
最上階にトイレがある。無料。トイレにたどり着くまで少し時間がかかるので、切羽詰まっている方は、注意だ。トイレの綺麗さは、普通。
6、プリンセスストリートガーデンのトイレ。西側、中央、東側。
(西側)
(中央、このステージの裏は全てトイレ)
(東側。注意、男性用しかない)
有料、30ペンス。ただし、時期によっては無料になる(6月現在は無料)。おそらく、8月などの観光シーズンは有料で、観光シーズン外は無料なのではないだろうか。利用する方は、小銭の用意を忘れずに。綺麗さは、普通。
7、National galleries of scotland。エディンバラの国立美術館だ。
プリンセスストリート沿いにある建物は有料の美術館だが、後ろの建物は無料の美術館のため気軽に入れる。トイレの案内に従って階段を下りると、トイレに辿り着ける。無料。綺麗さは普通。
8、ハノーバーストリートのコスタ。
9、スーパー、M&S
地下の食品売り場、野菜の棚とジュースの棚の間にトイレがある。無料。綺麗とは言い難く、汚い。
10、デパートのJenners。
11、ウェイバリー駅に隣接しているショッピングモール。地下のフードコートにある。
トイレは有料のため、30ペンス準備願いたい。トイレの綺麗さは普通だ。
12、プリンセスストリートから見える、デパートのHarveynichols。
トイレは最上階。無料。プリンセスストリートの中では、一番綺麗なトイレだと思われる。
13、セントアンドリューススクエアの有料トイレ。30ペンス。このタイプのトイレは時間制限があり、20分すると扉が開くので長居する方は心の準備を願いたい。
14、ショッピングモール John Lewis。
無料。トイレは、まあまあ綺麗だと思う。
次回は、ロイヤルマイルのトイレスポットをご紹介したい。エディンバラに旅行に来た方のトイレの味方になれれば、幸いだ。