そんな大混雑をかき分けてぽろちと配偶者が向かった先は、先日お伝えしたフードフェスティバルが行われている、ジョージスクエア。この先にはシアター会場 (Assembly George Square Theatre)があり、エディンバラフェスティバルのフリンジ会場の1つとなっています。ここでは、先日おすすめフリンジとしてご紹介させていただいた、Siro-Aのパフォーマンスが催されています。ぽろちと配偶者の2015年フリンジ第一弾は、Siro-Aです!
Siro-Aは、日本人のパフォーマーグループで、「テクノサウンド、映像パフォーマンスの融合を表現する次世代型エンタテイメント集団」とのことです。2002年に結成された後、飛ぶ鳥を落とす勢いで大人気パフォーマンス集団となり、世界各国でショーを重ねているそうです。
2011年にはフリンジで公演し、『Spirit of the Fringe2011』を受賞したことだったので、同じ日本人として応援と期待が高まるぽろちと配偶者。さらに、つい最近、彼らはアメリカのGot Talentという人気番組でゴールデンブザーをゲットしたとの事!これはすごい!
時間ギリギリに会場へ入ると、既に席はほとんど埋まっており、空席はほとんどありませんでした。「空席が目立っていたら可哀想だな…と思っていたので、まずは安心。
彼らのパフォーマンスには、映像がつきもの。プロジェクションマッピングと呼ばれているであろう技術でパフォーマーさん達の持ち物やセットに映像を映し出し、テクノサウンドと合わせて、息の揃ったダンス、コメディー調のストーリー展開などなど、いままで観た事の無いようなパフォーマンスを披露してくれました!
パフォーマンス中は撮影は自粛していたので写真はありませんが、パフォーマーの1人が映像のマリオとダンスしたり、映像で日本を紹介したり…。特にスクリーンに映し出されたボールとのやり取りは、お客さんも大爆笑。映画の有名なシーンのパロディーも面白おかしく、またテンポも良い!斬新なパフォーマンスであっという間の1時間でした。
少し残念だった点は、外国人が喜ぶような日本ネタは少しやり過ぎかなという印象でした。あくまで個人的な意見ですが、忍者、侍や相撲は、外国人のみんながみんな大好きではなく、特別感動に繋がる訳ではないと思うのです。外国人にウケてもらいたい気持ちはわかるのですが、例えば日本のサラリーマンを表現しているのか、「すいません」と何度も頭を下げて謝罪するポーズはどうかな…と。日本人としては、少し馬鹿にされた気分になりました。
むしろ、ここはエディンバラなのだから、エディンバラ城をマッピングしたり、バグパイプの音を出してみたり、エディンバラバージョンがあると、盛り上がり方も変わるのではないか、と思いました。日本を推して行かなくても、充分彼らはオリジナリティー溢れる日本人パフォーマーであるということが伝わってきます。
彼らのステージはフェスティバル期間中まだまだ続くので、どのフリンジに行くかまだ迷っている方は、Siro-Aにトライしてみて下さい!また彼らのウェブサイトによるとTV出演や日本の公演もあるそうです。日本の方も要チェックです。