以前からご紹介しているように、エディンバラフェスティバル最大の目玉であるミリタリータトゥー(The Royal Edinburgh Military Tattoo)は、最も人気があるイベントで、エディンバラ城のエスプラナード広場で、世界各国の軍楽隊が音楽やダンスを奏でながらパレードするショーです。
昨年は一番盛り上がる土曜日の夜の回に参加しましたが、今年は残念ながら土曜日のチケットが取れず、平日の夜に参加となりました。エディンバラ城前のエスプラナード広場で21時からのスタートです!ちなみに土曜日は、19:30-と22:30-と2回の公演があります。
エディンバラの夜は、8月中旬でもかなり寒いです。昨年もミリタリータトゥー終盤ではかなり冷えたので、今年もコートとマフラーという夏には似つかわしくない冬装備で出発です。自宅付近では季節ハズレのファッションで完全に浮いていましたし、さすがに暑くて脇汗もアレな状態になっていましたが、仕方ありません。
開場は、20:15頃。ロイヤルマイルは、ミリタリータトゥーを鑑賞する大勢の方々で、溢れています!至る所で£10のパンフレットが販売されていたり、ダフ屋と思われる方もチラホラいたり。この時期は観光客が一気に増えスリなどが多発するので、気を引き締めましょう。荷物チェックを追え、エディンバラ城へ向かいます。
入り口ゲート直前の右手側には売店があり、飲み物やおやつ、ビニールのカッパなどが購入できます。ちなみに、鑑賞する席には屋根などの雨を防ぐものは一切ありません。なので、雨が降れば直に雨に当たってしまいます。傘は周囲の方の迷惑になるのでさせないかと思われるので、日本からいらっしゃる方は、カッパなどの雨具の準備をされた方がいいかと思われます。
エディンバラ城前のエスプラナード広場では、一時的にスタジアムのような客席が設けられています。迫力満点の景色です!
そうこうしているうちに、ついに司会者の合図でミリタリータトゥーはスタート!
キルトを身にまとったスコットランド軍のバグパイプの行進です。
そしてスコットランドのダンス、ケーリーダンス(Ceilidh Dance)です。
その後も、中国、インド、スイスの鼓笛隊、アメリカ空軍と続き、会場は一気に盛り上がっていきます。動画にも載せましたが、スイスの鼓笛隊が、一番ぽろちと配偶者の心を射止めました。素晴らしいドラミング!!感動です。
会場にたどり着いた時は、日も出ていて暖かかったのですが、ミリタリータトゥー中盤では日も沈み、風も吹いて来て、一気に寒くなってきました。手袋もあったらよかったかも…。
終盤は皆で立ち上がり、手と手を取り合い、蛍の光や、国家を合唱。開場全体が1つになり、気持ちが高まります!スコットランドに愛国心が芽生えてしまう瞬間でしょう。
最後は花火!今回、ぽろちと配偶者は下の画像で"5"の席でした。花火はお城と"1"の席の間の奥あたりから上がるので、少し見づらかったです。逆サイドならもっと花火がよく見えたと思います。
風が強かったこともあり、花火は風に飛ばされてしまい見応えありませんでした。実はぽろちと配偶者、昨年も風が強い日に当たってしまい、その時は安全防止のため花火は中止でした。つくづく、花火運がありません。
帰りは、ポテトを購入して余韻に浸ります。
テレビ放送されているのでスコットランド在住ならわざわざ観に行かなくても…となるかもしれませんが、会場の熱気と一体感はテレビでは味わえませんし、迫力満点で生で観るものに勝るものはありません。 来年のチケットはもうすぐ販売しますので、是非2016年のミリタリータトゥーへ!(チケットの買い方についてはこちらの記事へ)