お前の勝ちだよ…。Origano。

先日、自称グルメーブロガーの悩みを赤裸々に吐露したところ、誠に恐縮ながら皆様から寛大なお言葉を頂きました。ありがとうございます。これに甘えさせていただいたぽろちと配偶者は、早速お気に入りのお店をリピート！リピートレストランレポート第一弾は、絶対おすすめのOriganoです。

前回お伝えした時のオリガノは、とても狭くて小さく、少し閉鎖的な雰囲気がありましたが、いつの間にか移転して開放的なお店に生まれ変わったようです。席数も増え、店内は広々。以前は収容人数が20名程だったお店が、50-60名程収容可能になりました。

オリガノは人気店なので、移転して規模を大きくしたことはすごく良い事だと思います。ですが、規模を大きくした途端に味が変わるというのは飲食店にはありがちです。繁盛していることに胡座をかいて、向上心と探究心、そして、おもてなしの心を失ったのではないか…とぽろちと配偶者は疑いつつ挑みました。

早速、白ワインで乾杯です。今週もおつかれさまでした。

スターターはメニュー表に掲載されている物の他に、壁に書いてあるAntipasti(前菜)からも選ぶことができます。

ラインナップは、Meat、Mixed、Vegitarian。それぞれLarge/Smallがあります。前回はミートをオーダーしましたが、今回はミックスのスモールを！

運ばれて来たのはこちら！生ハム、バルサミコ酢とモッツァレラのサラダ、フォカッチャ、 オリーブなどが盛りつけられています。ソースは、バジルベースと、カマンベール＋バターベースです。

フォカッチャをバジルソースに付けて食べると、すごく美味しいです。オリーブ、生ハムも、どれも一工夫加えてあって、やはり満足の味。美味しくなかったら不安だったのでスモールサイズにしましたが、ラージサイズを頼めばよかったかな…と少々後悔しました。とても美味しいです。

メインに、ミドルサイズのカラブレーゼ・ピザ (Calabrese) 。

日本ではピザはシェアして食べる物、というのが一般的ですが、こちらではシェアせず食べることが多いです。予めシェアしたい、と伝えると、切り分けてくれて持って来てくれました。こういうサービスはエディンバラで受けた事がないので、少し感動してしまいました。

カラブレーゼは、イタリア南端の辛い物を好むカラブリアで産まれたピザのようです。トマトベースで、モッツァレラにマスカルポーネ、スパイシー・ソーセージが入っています。お味は、マスカルポーネの濃厚でもったりとしたお味と、ピリ辛なソーセージの相性抜群。生地も薄めで食べやすく、とても好みでした。配偶者も大絶賛。今のところ、エディンバラで一番美味しいピザが食べられるのは、オリガノではないかとおもいます。

そしてラザニアのボロネーゼ。

食感はトロトロで、ラザニアを食べている感じがしません。合間にニンジンやセロリの小さいブロックが入っていて、歯ごたえにメリハリがあります。ただ、ボロネーゼというお味ではなく、トマトソースのラザニアといった感じでした。前回のラザニアとは、少し雰囲気が違いました。ボロネーゼと言いつつボロネーゼではなかったのと、若干トマトケチャップの味が強かったので、トマトケチャップが苦手なぽろちは悲しかったです。ですが、美味しい事には変わりません。

移転して味が変わってしまうかと思いきや、更に磨きをかけてパワーアップしたオリガノ。少々エディンバラの中心地からは遠いですが、散歩がてら歩ける距離ですし、バスもありますので、ぜひ行ってみて下さい。ただ、ぽろち的に唯一許せないのが、お手洗いが男女共用な所です。