場所は、国立スコットランド美術館(Natilan Galleries of Scotland)とロイヤルマイルを結ぶ、North Bank Street沿いにあり、観光スポットの中心から程近い場所にあります。ロイヤルマイルから行く場合は、所々にあるclose(クロース)を通ってお店の前に行くか、タピオカや抹茶ミルクが飲めるChatimeの前を歩きます。
お昼の12時に開店なので、開店と同時に到着したぽろちファミリー。しかし、入った瞬間、若い男性スタッフが気怠げにお店の時計をチラ見。そして「来るの早いんですけど」とでも言いたげな、視線をぽろちファミリーに投げかけました。その視線に、早くもぽろちは心が折れました。
実はぽろち、これまでエディンバラで、配偶者なしでレストランに来た経験がありません。今回が初めての、配偶者不在のレストランです。エディンバラ在住のぽろちが、先陣切ってぽろちファミリーを案内しなければならないので、色々緊張していたのですが、初っ端からこの男性スタッフの態度で、動揺。一応予約したのですが、予約時間よりも遅く行けばよかったのでしょうか…。
動揺したぽろちは、とりあえずお店を撮影して気持ちを落ち着けます。店内は、お店の広さの割に、席数が多いです。ただ、1つあたりのテーブルが小さいので、狭め。ぽろちファミリーは窓際の席に通されたのですが、とても寒く震えながらメニューを吟味することになりました。
所々に鹿の絵や装飾品があるのですが、雰囲気があってなかなか良かったです。
しどろもどろで、なんとかぽろちはドリンクをオーダー。ストロベリーサイダー、白ワイン、そして1番左は、Whiski Hot Toddyです。
ウィスキー・ホット・トディーとは、ウィスキーのお湯割りにお砂糖を入れたものを指すようです。NHK連続テレビ小説、マッサンでは主人公のエリーが咳止めとしてこのホット・トディーを作るシーンがありました。こちらのレストランでは、レモンと少量のシナモンを加えているようです。ホットレモンにようで、お味はとても飲みやすく、甘さ控えめで美味しいです。ただ、食前酒としては不向きかもしれません。
スターターに、シーザーサラダです。
ほとんどがレタスの芯で占めており、歯ごたえが虚しい固めのサラダからスタートです。イギリスのレタスがすごく苦手なぽろちは、レストランのレタスなら大丈夫かな?と思っていたのですが、やっぱりイギリスのレタスはイギリスのレタスでした。気持ち程度に添えられたチーズとクルトン代わりのパンが、憎いです。
そして、Haggis Spring Rolls。
母は一度お土産に購入したハギスを食べた経験があるものの、姉は今回が初めて。まずは春巻きハギスで、軽くハギスに慣れてもらいます。こちらは、ハギスが熱々で美味しかったです。そして、付け合わせのサラダもよかった!
早速メインです!ディナーメニューはもう少し種類があると思いますが、ランチはメインの種類が少なく、選択肢が狭まってしまいました。まずは、Whiski Burger!
写真が見にくくて、申し訳ないです。全ての具材が、スコッチウィスキー浸けになっているとのことだったので、オーダー。
非常に上品な、バーガーです。悪くはないですが、このバーガーからはウィスキーの魅力は伝わりませんでしたし、バンズがパサパサ過ぎましたし、バーガーとしては少々仕事してないバーガーでした。非常に残念です。
そして、Whiski Haddock and Chips。要するにフィッシュ&チップスです。
名前にWhiskiとついていますが、もちろんウィスキーの味は一切ありません。あのイギリス定番の大きなフィッシュ&チップスを想像していたので、少し面白いフィッシュ&チップスだなと思いました。しかし、肝心のお魚が、すごくもさもさしていてイマイチ。これなら、パブのフィッシュ&チップスの方が断然美味しいです。
そして、メインのMacsween's Haggis。マッシュポテト、ターニップ、そしてハギスの、スコットランド定番の一品です。
このウィスキーソースは、まろやかで美味しかったです。ハギス初挑戦の姉も、美味しかったようで満足していました。ハギスのお味も良く、これが1番美味しかったです。
旅行で来た母と姉は、「フィッシュ&チップスはイマイチだけど、あとは想像していたよりずっと良かった」と言い、比較的満足してくれたようです。ウィスキールームは、スコットランドを感じられる料理を提供しているということもあって、観光客に人気のお店です。しかし、在住者のぽろちには、所々残念な点があって、あまり堪能できませんでした。配偶者が「行ってみたい」と言っているのでもう一度挑戦しようかと思いますが、期待していた分、がっかりでした。