セント・ジャイルズ大聖堂 (St. Giles Cathedral)。

ロイヤル・マイルの中腹にある、 セント・ジャイルズ大聖堂(St. Giles' Cathedral)


エディンバラの観光スポットの一つでもあるセント・ジャイルズ大聖堂(St. Giles' Cathedral)は、スコットランド国教会の大聖堂です。


スコットランド国教会とは、ゲール語で ”The Kirk”として知られている長老派の教会のことを指し、スコットランド宗教改革によって形成されたもの。そのため、別名The high Kirk of Edinburghとも、呼ばれているようです。またこの大聖堂は、守護聖人・聖アエギディウス(英語名 ジャイルズ)に献造されているため、セント・ジャイルズ大聖堂と命名されました。


大聖堂の中心を支える4本の中心柱は、1124年以来のものと言われています。ですので、セント・ジャイルズ大聖堂は約900年に渡って、エディンバラ城とともにエディンバラの象徴的な存在であったと想像されます。ちなみに、王冠型の尖塔は、1495年の建造だそうです。


入場料は無料。入場できる時間帯は、5月-9月は月-金09.00-19.00、土09.00-17.00、日13.00-17.00。10月-4月は月-土09.00-17.00、日13.00-17.00。クリスマスと年末年始以外は基本的に入ることができるようです。


入場料は無料ですが、大聖堂内のカメラ撮影に£2の支払いが必要ですので、お気をつけ下さい。受付で£2支払うと、写真撮影許可のシールを貰えます。



中世から残るステンドグラスは無いそうですが、とても綺麗で印象的です。


一旦大聖堂の外に出ると、ロイヤルマイルの裏手側に小さなカフェがあります。休憩がてら入ってみました。

とても簡素で静かなカフェです。穴場的なカフェなのかもしれません。


暑かったので、ぽろちはオレンジジュース、配偶者はグレープフルーツジュース。


ところで、このセント・ジャイルズ大聖堂のすぐ脇に、ハート型の石畳を見つける事ができます。


これは「ミドロジアンの心臓」と呼ばれ、1817年までこの場所にあった、旧市庁舎の入り口跡に埋め込まれているそうです。

ハート型なので、かわいいラッキースポットのように見えますが、旧市庁舎は税を納める窓口であるとともに、裁判所、刑務所、そして処刑場でもあったそうです。その背景を聞くと、とてもラッキースポットとは思えないですね。

セント・ジャイルズ大聖堂は、入場料も無料で定休日も少なく、また入りやすい雰囲気なので、是非気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。
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